今回は、直接山荘に集合。9時50分にM氏と待ち合わせし、室生口大野駅でピックアップ。足のない女性一人も同時に。途中、徒歩の男女をピックアップし、車を満席にして山荘到着
1日目 7月12日(土)
麦の脱穀
山荘集合となったのは本日は麦の脱穀の学習であるかららしい。大きなガレージのある山荘なら、脱穀の場所を十分に取れるからであろう。
脱穀はコンクリの上に筵を広げ、木槌で行う。最初は、麦をつぶしてしまいやしないか? とオッカナビックリ。なので非常に効率が悪く、両手でしごくように揉むとより効率がいいのでしばらく手作業。しかし、15分もすると手のひらがチクチク。再び木槌を取る。刈り取った麦を厚めに盛り、その上を強く木槌で叩くと、うまくいくことが分かる。脱穀はもううまくやれそう。
おばちゃんの麦の脱穀を手伝ったあとは、様々な効きの観察。どれも年季の入ったものばかりだ。千歯こき、唐箕、製粉機、動力式の脱穀機。さすがに製粉は石臼でとはいかなかったが、ゆったり、人力でやるのもいいもんだ。一方、脱穀から製粉までいっぺんに出来る危機は発明されていないのだろうか? と、手を抜くことを考えてしまう。
奇跡の店 ⇒冷やしスイカ
例の奇跡の店、今日はM氏と連れ立ち、弁当をもって昼から出かけました。
スーパードライ350ml。強い日差しのなか、近くの花壇に日陰を見つけて食する。た、たまらない…! ほんま幸せなひとときでした。
幸せといえば、温泉。今日は18時頃よりつかりはじめ、いつもより少し長めにゆったりと。帰りはもちろん、奇跡の店、いつの間にか改め「冷やしスイカ」(爆)。ラガーを1本とワンカップ! 例のごとく、山荘の駐車場の車のなかで、M氏が昼間に購入したスルメをつまにいただきました。途中からF氏も合流。酒好き3人組のプチ定例会です。
感動の夕食
いつも楽しみな夕食。準備がはじまるとそわそわとし、台所を覗いたりして落ち着かない。今日のメニューは何だろう? カレーと聞き、テンション大上がり!
う、うまい! スパイスの効き具合、うまみ、酸味… 肉を使わず、どうしてここまでのコクが出るのだろう!! カレーはついつい食べ過ぎてしまうので、気持控えめに、皿にテンコ盛り一杯のおかわりに止める(笑)。
おかぁさんのYさん、「前失敗したから…」なんてご謙遜でしたが、店に出したら行列ができるうまさでした! みなさんの間でも大好評。あちこちで賛辞の声が聞こえます。ごちそうさまでした!
2日目 7月13日(日)
午前の学び
以下、要旨。
- 他の周りの水漏れを見つけたらすぐ補修する。
- モグラの穴を利用してネズミが走り、根を食いつくすこともある ⇒モグラの穴は気づいたら潰す。
- 草刈りは田の生態系を壊さないように1列おきに丁寧に。茎は残さない。
- 稲の株周りは全て草刈りする。
- 通常は1列おきに1週間の間隔を空けてすべて草刈りする(赤目の場合は1週後に刈れないので、すべて刈ってもよし)。
- 水漏れの場所が分からないとき ⇒株間を練り歩き、水の流れを見る。
- 畦塗りをした後のひび割れは、モグラ ⇒足で踏むなどして穴を埋め、その後鍬で整える。
- 畦に生えてきた草は鍬で削る。草は田へ入れ、塗り直す。草を刈ることにより、オケラを排除することにもなる。
- ランナーを出す草は田に入れず、畦に上げ、根を枯れさせる。
- 田は水が入ると草も抜きやすい。
- 畦豆の草も刈る。草は田に入れる。
- ウリ科は、株が広がると同時に根も広がる ⇒株周り広めに草刈り(半径1mほど)
- サトイモは子イモが親芋の上につく ⇒よく育つように、土寄せは必須。寄せた土の上には、草をかぶせる。
午後
できていないことが多いので、午前の学習が終わる前に弁当を食べ始め、共同作業には行かず、2時前より田の手入れを行う。ようやく水が入ったので、畦塗りと稲間の除草を行うつもり。
だが、2週前に行った、畦塗りをするための溝の掘り返しと畦を含めた周囲の除草。この時期、すぐに草が生える。除草からやりなおすうち、随分時間が経過… 法面のほうの畦塗りを行おうとするが、土を練ってすぐということもあり、水分を多く含んだ泥が大半。グローブをはめた手で丁寧に行っていく。
時間はどんどん経過。稲の株間の1列おきの除草、これもしないといけない。畦塗りは1辺が終わった段階で終了。同辺以外の畦に、畦豆を植える予定であったが、もうとっくにあきらめていた。
除草が意外と難儀。はじめてということもあろうが、条間が短く感じられて、足元がふらふらして稲の上に倒れそうになる。ようやく除草が完了したとき、すでに17時半前。本日の作業は終了とする。
M氏を赤目口の駅まで送り、帰路についた。
2014年7月28日記す