水田の草刈りと水管理がテーマ。2週前に1条おきに行った水田の残り分の草刈り、畦塗り、2月ほど放置しっぱなしの畑の手入れなど盛りだくさんなので、朝6時半に家を出る。赤目到着は8時頃。
水はなくとも、稲は元気! のよう…
予想していたことではあるが、水田にやっぱり水が来ていない! 溝はカラカラ。ひび割れた間からかろうじて茶色い土が見てとれる。だが、稲は元気のようだ。
朝早いというのに、日照りはカンカン。今日一日が思いやられる。張り切りすぎると、熱射病にやられそうだと、のんびり作業開始。
まずは条間の草刈り。終了後、草ぼうぼうの土手だと思っていた畦道の草刈り。多少疲れだすと、いつもながら、刈るスピードが上がってしまう。終わる頃には大喘ぎ。
畦塗りはできないので本小屋に戻る。時刻は9時。畦塗りができなかった分、1時間半の大休止。すでに大汗をかいていた。
本日の学び
- 草刈りの期限と幼穂形成期
- 現在平べったい稲の茎。幼穂形成期になると丸くなりそれがいずれ穂となり出穂する。この時期になると、稲の根が表面近くに横張りし、水田に入ると根を痛めてしまうことになる。よって、
- 極早生(赤米のうるち)…7月いっぱいまで
- 早生(赤米のもち)…8月中旬まで
が、草刈りのために水田に入れる期限。草刈りを怠ると、稲が草に負けてしまうこともあるので、非常に大切な作業。
- 刈り方
- いっぺんに草刈りを行うと、水田の環境を大きく変えてしまうことになり好ましくないので、草刈りは1条ごとに1週程度空けて、2度にわたって行うのがよい。
- 1度目…草は根から刈る
- 2度目…幼穂形成期が近づいているときは、根を痛めないように、米の根を痛めないように少し上を刈る
午後の活動
午前の学びはいつもより1時間早く、12時に終了。弁当をいただき、しばし車で横になって休憩し、畑の草刈りをはじめる。長らく(おそらく2月程度)放置していたので草ぼうぼう。午後の学びより優先した。
名前は何というのだろう? ランナーで繁殖し、あらゆるものを巻きつくす雑草が激しく繁茂している。葉や茎はねばついたような感じで、手袋や衣服にまとわりついてうっとおしい。まとわりついているので、引っこ抜くわけにもいかず、茎を途中で切って、雑草のなかに潜り込み、根を刈ってから、慎重にひっぱがしてゆく。
がんじがらめになっていたアスパラ、ほとんど横倒しにされていた黒豆が元気な姿を現した! すっきりした姿を見ると、うれしくなるものです^^;
しかしひどい雑草の量。畝の雑草をきっちり刈り倒した頃には、もう満足感と、終わった感(笑)でいっぱい。畝の雑草刈りは今度にすることにした。
うれしかったのは、あれは、赤目に来てすぐの頃だから、おそらく3月の頭。2週前にはまったく気づかなかっただけなのか、3月以上経っても芽を出さず、完全にあきらめていた里芋が芽を出していたこと! それも、5株すべて!
植えては放置、芽が出ず諦めるを繰り返した畑に残るのは、この3種と、薹立ちを放置したサニーレタスの4種。草も刈ったし、次回はブロッコリとキャベツでも苗床をつくって植えようと思う。
水の学び
畑の処理を終わらせた後、水の学びに合流。ここでは随分貴重な体験ができた。
- もぐらの穴の見つけ方…水の流れを観察し、あやしいと思った周辺で探す。水を濁らせて、穴を探す。
- 水源の手入れ…水が入らない場合、ここに問題がある場合が多い。全く水が入らなくなっていた、私の借りている下の田の一番下の田にも水が入りだした!
かくして18時すぎとなり、まだ学びは続いていたが、タイムリミットとなり岐路についた。
2014年7月28日記す